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前作「ドルチェ」の主人公、魚住久江が主人公かと思って読み進めると、おや?どうやらWキャストのようです。
ですが、話も後半になってくると、主人公の比重が私の中ではもう一人の40代のおっさんに変わってきます。
そして、読み終わりなんとも言えない読後感に襲われることになります。警察物のミステリかと思いきや、純愛小説であったような、そんな切ない読後感です。
後書きには、読み終わるとタイトルの意味が分かりますと言うことでしたが、ドンナ ビアンカとは何なのか、よく分からず。
ネットで調べてみると、イタリア語のようです。なるほど、そういうことか。。。やはり、どちらが主人公なのか。謎が深まりました。