★★★☆☆
不思議な力を持った羊飼いのエティエンヌ。エティエンヌがいれば大丈夫とみんなに信じられてエルサレムに向かいます。
夢の国エルサレム。そこに向かう途中でいろいろな出来事が起こり、神の力かと思われていたものが毒物や爆薬など現実的なものの力で、神の力は無いという事を物語っています。
史実に基づいた話かと思ったら、書いてみたら史実だったという事らしいです。ほとんど同じ作品が既に出ていて、作者に似ちゃったんだけどいいですかって感じで了解をもらって出版に至ったようなので、そちらも後々読んでみたいと思います。
内容としては、この人特有の幻想的な内容です。スラスラとまでは行きませんが苦も無く読み終えました。
エティエンヌがいれば大丈夫です。(古屋兎丸さんの「インノサン少年十字軍」だそうです)